「ねぇ、歌穂ちゃんは何で入院してるの?」
歌穂ちゃんが入院して3日目の時、私は聞いてみた。
「ストレスから来る胃腸炎。
あたし、今の学校でいじめられてたの」
「あ…なんかごめんね?」
「いいの。みんな酷いよね。
いじめてる人もそれを見てる人も先生も。
みーんな見て見ぬ振り」
私が何も言えずにいると歌穂ちゃんは続けた。
「あたしが体調悪くなってなかなか治らなくて入院。
それで親はやっと気づいてくれたの」
「歌穂ちゃん」
「何?」
「何かあったらいつでも言ってね。
相談には乗れないかもしれないけど愚痴ぐらいだったら聞くよ?」
思い切って私が言うと歌穂ちゃんは嬉しそうに笑った。
「ありがとう。
そんな事言ってくれたの幸未ちゃんだけだよ」
力になるよ。
病気に侵されている私には役にたてないかもしれないけど…
私は結夏がいたから。
結夏がかばってくれなかったら歌穂ちゃんのようになってたかもしれない。
1人でも自分をわかってくれる人が居るっていうのはとても心強いのを私は知ってるから。
歌穂ちゃんが入院して3日目の時、私は聞いてみた。
「ストレスから来る胃腸炎。
あたし、今の学校でいじめられてたの」
「あ…なんかごめんね?」
「いいの。みんな酷いよね。
いじめてる人もそれを見てる人も先生も。
みーんな見て見ぬ振り」
私が何も言えずにいると歌穂ちゃんは続けた。
「あたしが体調悪くなってなかなか治らなくて入院。
それで親はやっと気づいてくれたの」
「歌穂ちゃん」
「何?」
「何かあったらいつでも言ってね。
相談には乗れないかもしれないけど愚痴ぐらいだったら聞くよ?」
思い切って私が言うと歌穂ちゃんは嬉しそうに笑った。
「ありがとう。
そんな事言ってくれたの幸未ちゃんだけだよ」
力になるよ。
病気に侵されている私には役にたてないかもしれないけど…
私は結夏がいたから。
結夏がかばってくれなかったら歌穂ちゃんのようになってたかもしれない。
1人でも自分をわかってくれる人が居るっていうのはとても心強いのを私は知ってるから。