そんなことを思いながら、違うところに行こうとすると、




美「はる!どこ行くんだよー?」



愛「おま、か、彼女いたのか!?」



赤い髪の女と茶髪の男が、僕に話しかけてきた。




すごく馴れ馴れしい口調。



神は、こんなやつらと絡んでたの?



ややこしいな。



ミ「ね、友達だったの?」



「…。」



震えた声で聞いてくるミユ。








あーあ、なんか作戦失敗。




親睦を深めようと思ったのに、逆に怖がらせたみたい。








まあ、いっか。




「うん、てか知り合い。」



と笑顔でいうと、ミユは、怯えたように




ミ「や、やっぱわたし、授業でてくるね!」




___________ガタンッ



慌ただしく屋上を出ていった。




龍「おい、あれ誰だったんだ?」



後ろから低い声が聞こえて振り返ると、男がいた。








…チ。



神に戻んないと分かんないし。








いさぎよく戻るか。




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神って、つくづく不幸な奴だよね。



復讐のために人生を捧げてるなんて、




…まあ、僕は都合いいけど。




でも、少し可哀想かも。



なんてね。



僕らは、神がいないと何もできない。



だから、神には生きててもらわないと困るしね



僕らが復讐するために_________