天才ガールズVS不良ボーイズ





「えっと、苓は生徒会書記で暁の幹部っス!
ちなみに俺は暁の特攻隊長っスね。」

瀬尾郁がそういうとちらっと藍色の髪の美少年を見る。

「俺はさっきも言ったが月紅蒼波だ。
暁総長とここの会長をしてる。まぁ、よろしくな。」

そういった月紅蒼波。

グレー切れ長の瞳と人形のような完璧な美貌を持つ美少年。


「それはそうと、もうそろそろ変装を解いてもらえますか。」


風能彰にそう言われてあたしたちは静かにウイッグを外した。