すると直ぐに玄関の扉が開きそこにいた金髪の少年に小さく笑みを深める。
「いらっしゃいっス!どーぞ。」
そう言われて中に入るとその少年についていく。
「俺は瀬尾郁(セオユウ)っス!生徒会会計なんスよ!」
そう言って笑みを浮かべる彼、瀬尾郁。
着崩された制服から流れる色気はもはや高校生のものじゃないと思う。
「でも、まさか俺たちの学校の天才三人組がノワールだなんて思わなかったっスよ。」
瀬尾郁はそういうとあたしたちを見る。
「あたしたちもまさか生徒会が暁なんて思いませんでしたけど~。」
そう言って愛莉は笑っていた。
