天才ガールズVS不良ボーイズ





こんなの、想像してなかった。


『皆さん、初めまして。
生徒会長をやらせていただいてます、月紅蒼波(ゲッコウソウハ)です。』


そういったあの暁の総長はちらっとあたしの方を見ると小さく笑みを浮かべる。

それと同時に女子からは悲鳴のような黄色い歓声が響き渡る。


まぁ、そうだろう。
目の前には絶世の美少年たち。
男子でさえも見惚れている。


『静かに。今日は生徒会から大切なお話があってこの場をお借りしました。』

その言葉にあたしたちは小さく身構えた。