バッグに地味な服と黒のウイッグを入れ笑みを浮かべる。 「さて、行くか。」 そう呟いて部屋を出ると、ちょうど奈緒も出てきた。 髪を綺麗に巻いて、ピンクのカラコンをいれた奈緒もメイクばっちりだ。 モノトーンなキャミソールのワンピースにガーターベルトと編みタイツ。 胸元はガッツリあいている。 「今日はセクシー路線?」 「を、目指してみました。」 奈緒はそう言うと照れくさそうに笑った。