さて、あたしは最後の情報収集に行きますか。 そう思いながら部屋から持ってきたパソコンを開く。 パスワードを打ち込み、キーボードを打つ。 どのくらい経っただろうか。 「凜桜~!今日のターゲットはだれだれ?」 その声とともに背中に抱きついてきた愛莉。 お風呂に入ってきたからだろうか。 シャンプーのいい匂いが鼻腔をくすぐった。 「今日は、LOST。新参者で悪いことばっかりしてる奴ら。」 そう言って資料を見せると、愛莉は小さく笑みを浮かべた。