BLOOD × BLOOD




普通は、怖いと思うのだろうが、俺は逆に美しいと思ってしまった。


…人を殺す姿を美しいと思うなんて、おかしいだろうか。



俺は人間を助けたことはあるが、襲ったことはない。


でも、俺が吸血鬼だと分かった瞬間、人間達が逃げていくのは目に見えてる。


人間達にとっては、襲わない吸血鬼も、襲う吸血鬼も、皆一緒だ。



吸血鬼が人間を襲ってる姿を見て、美しいと思ったことは1度もない。


そんな自分が何故、雨宮 音羽を美しいと思ったのか不思議だった。