BLOOD × BLOOD



「漆黒の髪に紅い瞳の美少女で、戦う姿はまさに薔薇のようだという噂があるんだよ。
幻だと思ったのが間近で見れるなんて光栄だ。」


噂があるなんて驚いたけど…。

光栄…?笑わせないで。


「あなたはこれから死ぬのよ?そんな呑気なこと言ってていいのかしら?」


「僕は君に勝つよ。そして君を手に入れる。」


「どうやって?」


「簡単さ。君を殺して剥製にするんだよ。」


寒気がするわ。

見世物にされるなんてまっぴらごめんよ。