BLOOD × BLOOD



そして、一気に扉を開く。


「あれ…?」


なんてね。


咄嗟に後ろを振り向き、日本刀を振りかざす。


それを、寸でのところで避けられる。


「へぇ…。やるじゃない。」


「…お前は誰だ?」


案外落ち着いてるのね。

いいわ、私の攻撃をかわしたことに免じて教えてあげる。


「私はローズ。殺し屋よ。」


「っ!お前が…!?噂通り美しいな。」


「あら、噂なんてあるの。」