「さやかぁ〜」 いやーな予感… さっきから、このニオイに不安は感じてたけど。 「すげーよ、俺!」 クリッとした目を見開いて、はしゃいでいる彼。 「なにが?」 冷たい目で見てやる。 「クリームシチューが、カレーになっちゃった!」 「へぇ〜すごいねぇ〜」 棒読みで台所へ行き、鍋の中身を確かめる。 「わぁ〜すご〜い本当に茶色〜 …って、焦がしただけじゃん!」 のぞむの胸にツッコミを入れて、睨む。