善人ヲ装ウ、正直ナ悪党。








会議室に藍と2人きり。






「・・・・・・ウチラも戻ろっか。 大貴、急ぎのシゴト持ってたよね??」






藍が腰を擦りながら立ち上がろうとした。






そんな藍を抱きしめる。






「・・・・・・・課長に、暴力振るわれて、写真撮られて・・・・・・あとは変な事されなかった?? ・・・・・・・触られたり・・・・・・してない??」





暴力も写真も赦せない。





でも、藍がいやらしい目で見られていたとしたら、絶対に赦さない。






「・・・・・・・課長が、たてをつきまくってたワタシと、エッチな事したいなんて思うワケないじゃん」






藍が、オレの胸を押しながら小さく笑った。





オレと距離を置こうとする藍。