「だって私の部屋よりテレビ大きいんだもん」 「まぁ、うん、だからDVD借りて帰ろ」 「いいねぇ」 「よし、早く帰ろう」 少し歩くペースを上げたけど、歩調は一緒。 あぁ、これが幸せなんだなぁ…… やっと猛暑から解放されて響の部屋に到着。 ソファーに座り、テレビをつけた。 「まぁっ、DVDなくても私はこの部屋に留まるけどね!」 居心地いいから。 「残念ながら引っ越す予定だけど」 「えぇえ!?」 「なんか最近この部屋気味悪くてさぁ」