そういえば私、ここでどのくらい待てばいいの? まだまだ時間あるなら自分の部屋から通販で大人買いしたアサイーと 危ないヨーグルトを回収しておきたいんだけど。 ガチャ、と響の部屋のドアを開けて中を覗いてみる…… どこにいるんだ? 「ひび……あ」 馴れ馴れしく、呼んじゃいけないんだった。 「あ、舞依、もうちょい待って」 ヒョコッと廊下の向こうから顔を出した響。 だからもうちょいって何分後なのーー! でもしつこいって、また言われちゃうから黙っとこ。