「……え?」 「開けて?あ、待ってて、俺ちょっと用あるから」 またまた部屋の中に戻っていった響。 言われた通り、紙袋を覗くと中には小さな箱。 …………指輪? ドキドキしながら箱を取り出して、ゆっくり開ける。 「………………は?」 …………空っぽ。 な、なんで? からかわれてるとか? 考えれば考えるほどわからない。 とりあえず、待とうかな。 って、お礼言いに来たんだよね。 なんで誕生日プレゼントなんてもらってんの。