そして、日曜日。
メイクも洋服もばっちりきめてマンションに向かっていた。
前は当たり前のように毎日帰っていた私の部屋が、やたらと遠くに感じる。
心臓がドクンドクンと鳴り響いて帰りたくなるのを必死に堪えて。
ピンポーン……
震える指で、やっとのことでインターホンを押した。
『…………はい?』
久しぶりに聞いた響の声。
「み、南川、です、けどっ……」
プツッ。
え……?
切られた?
「…………はぁ」
やっぱりダメだったよ、芽依。
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