ちゃんと目立つような大きいリボンつけたからきっと大丈夫。




翌日、仕事を終えた私は少し遠いけど実家に帰った。



「ただいまー」



「舞依ちゃん?あれ?どうしたの?」



「あ」



双子の妹の旦那さん、颯太さん。



「芽依、舞依ちゃん帰ってきたよ」



「舞依?」



パタパタとスリッパを鳴らしながら出てきた芽依に苦笑いする。



気まずいなぁ…。



「どうしたの?響さんと何かあった?」



芽依は、響のこと知ってるから。



「別れちゃった」