自分の部屋に戻るエレベーターの中で腕時計を見ると、もう9時を過ぎていた。 響、どうなってるかな。 あ、また本とにらめっこしてるかな。 それだね、それだ。 でも顔だけ出しておこう。 7階に着いて私の隣の部屋。 合鍵で部屋に入ってみると、ちょうどシャワーらしく響の姿はない。 流しを覗けばしっかり食後らしい食器があった。 心配するまでもなかったなぁ。 もう、私なんか必要ないんじゃないかな。 食器を食洗機にかけて部屋を出た。 もう、大丈夫。