立ち上がった響に続くと、押し入れの中から真っ赤なものを取り出した。
「にっ2回目になっちゃったけど」
あ…………薔薇。
「今度こそ、本物の薔薇。本物のプロポーズってことで」
少しいつもよりヘタレな響に、触れてないとこはないんじゃないかと思うほどきつく抱き締められる。
「結婚、してください」
「……ん……」
「…………もう、なんて言ったらいいのかわかんないや」
「…………うん」
「俺を、しあわせにして」
…………普通逆じゃ……
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