「響、やっぱり私手伝おうか?」



「ダメダメダメ!こっち来るな」



…………そこまで拒否しなくても。



ため息をついて、またテレビに視線をむける。



「舞依、悪いんだけど風呂沸かしてきて」



「んー、りょーかーい」



まだそんなにかかるのかな。



うぅー、寒くなってきた。



腕を捲ってお風呂をごしごし洗い、寒い廊下を走って温かいリビングへ。



「んっ?」



見慣れないもの。



「響さん?これどうしたの?」



ソファーの上に、2つのテディベア。