なんで私まで! でも、すぐに本気で部屋を出ようと思った。 「やめっ、ちょっ、と、絢斗っ」 あろうことか、絢斗くんは部屋入ってすぐの壁に梨絵を……いわゆる壁どんして、服に手を入れたから。 …………退散! これ以上は見ちゃいけない。 私は急いで自分の家に帰ることにした。 家に帰るとまだ寝てる響。 …………響も、キスマークついてたり、するのかな? 響のスウェットの首元をつかんで、首筋を確認。 …………ない。 ま、当たり前と言えば当たり前だよね。