梨絵の首筋にある、キスマークを見てさらに眉間のシワは深くなる。 「…………ちょっと来い」 「っな!やだ!舞依!舞依助けて!」 …………できれば、関わりたくない。 なのに、梨絵の片方の手は私の腕を掴んでいた。 ……あぁ、巻き込まれた。 絢斗くんに引きずられてく梨絵に引っ張られて私も連行される。 梨絵のマンションに着いたところで、私は退散しようとしたのに梨絵がありえないほど強い力で私の腕を掴む。 部屋に入った絢斗くんに続き、梨絵。 そして梨絵に続き、私が部屋に入る。