「なっ、なんでだ……」 「…………響?なにしてんの」 冷めた舞依の声が、後ろから聞こえた。 ……後ろから? ゆっくり振り返ると、ショーパンにパーカーで、首からタオルをかけてる舞依が立っていた。 「……舞依?」 「なんでそんなとこに立ってんの?入りなよ」 「おっ、おう……」 背中をグイグイ押されてリビングに入ると、ソファーに座っていちゃいちゃしてた二人が立ち上がった。 くるりと振り返った女の子。 舞依、の……そっくりさん? なんか違う。