「"お客様"ね 」 「んーー……そう」 お客様、なんて言いたくないが。 「……お仕事お疲れさま」 俺の前に置かれた鍋。中身は…… 「あっ、すき焼き!やった」 「お疲れさまだからね」 「いただきますー」 地球上でこんなに素晴らしいものはないと思うほど好きなすき焼き。 あ、舞依と食べるならなんでも好きだけどな? 「んーっ、やばい幸せ」 自分の世界へようこそ。 俺の頭ん中じゃもう、ネギ小僧と牛さんと卵ちゃんと豆腐さんやらなんやらが手つないで回ってる。 躍り狂ってる。