翌朝。



「うがあっ!」



なんていう、色気のカケラもない声で目が覚めた。



「…………どしたの?」



「あぁぁ……響ぃ……どうしよう、首が回らないよぅ……寝違えちゃったのかなぁ……?頭ガンガンするし……」



「……………………」




昨日やりすぎただけだろ、って思いながら知らないふり。



とりあえず再び顔を枕に埋める。



「響ーー、助けてー、身体中が痛いですー」



「知るか」



お前の酒癖が悪いんだよ。



「ねーねー、うつ伏せで寝て苦しくないのー?」