川崎さんとそれぞれの分を払って店から出る。



「また連絡するよ」



「今度はもっと穏やかに呼び出してください」



「ははっ、それはどうかな」



片手を振りながら帰っていった川崎さんに頭をさげて、俺は舞依を抱えて帰路を急ぐ。



俺がシャワーあびるくらいまで目覚ますな。



家に着いてすぐに、舞依をソファーの上に寝かせて風呂場に向かう。



ふぅ、間に合った……



ため息ついてる暇はないんだ。



急いでシャワーを浴びてリビングに向かう。



「よかった」