「肩凝りなんて若さでやっつけなさいよ」



バシッと叩かれた。



い、痛い……



「湿布なんて貼って、彼氏なんにも言いませんか?」



ひょっこり存在を示す、後輩の友姫ちゃん。



「あら、そうじゃないっ、舞依ちゃんイケメン彼氏がいたじゃない!」



「あぁ~~~……」



反応に困る………………



「え、まさか……」



「あっ、いや、そんなことはないよ」



慌てて否定するけど、その報告は近いかもしれない。



最近、デートもないし。



なんか遅めの倦怠期、ってやつかもしれない。