ごめんね響! 呑兵衛先輩が…… 「ほら、響くん舞依ちゃんの隣座りな」 「あっ、はい……」 呑兵衛先輩を止められるのは川崎さんしかいないね、さすが。 ………………呑兵衛先輩なんて、千尋先輩本人に言えるわけないけど。 「舞依、大丈夫?大変なことなってない?」 「うん、ごめんね響、川崎さんが私のケータイで響呼び出して……」 「…………いや、全然……なんにもないならよかった」 外は肌寒くなってるのに汗だくの響を見て、さらに申し訳なく思う。