「いいから、これ着てトイレ行って背中見てこい」



これ、って響のパーカー……



「うん……わかった」



響の勢いに若干驚きながらトイレでパーカーを脱ぐ。



途端に血の気が引いた。



「なに……これ」



ビリビリに破かれてる背中の部分。



背中は見えるし、ブラだって丸見え。



これに気がついて、パーカー貸してくれたんだ……



「……ありがとう、響……」



トイレから出て響に抱きついた。



「……大丈夫?」



「うん、ありがとう」



「んじゃ、行くか」