靴履いたままっ……!



響の手を空いてた右手で掴んで引っ張り返す。



「あー?なんだよ」



「靴っ、靴!」



「………………はぁ」



た、ため息つかれた……



「っ……ごめんやっぱり帰る!」



響の顔見れないよ……



タッパーだけ渡して玄関を飛び出した。



せっかく、久しぶりに響の笑った顔見れたのに……



あーあ、ばっかみたい……



なにやってるんだ、私……



「響ぃ……」



響の隣に住んでるからかな?



会いたくなるのは。



離れれば、会わなくても気にならないのかな……