串カツを食べながら窓の外に目を向ける。 「最上階、ってさ、いろいろ大変だよね、きっと」 「んぁ?」 家賃高いし、地震で揺れるらしいし、洗濯物、外に干してもいいのかな。 「でも夜景きれいだよね」 「あー、きれいだろうな」 言えるかな。 今なら。 「…………あ、のさ」 「…………ん?」 なんだ、なんなんだ、今の間。 やっぱり無理だ。 呼んじゃダメなんだよ。 …………呼びたいよ。 響、って、呼びたいよ。