「すげぇ、って……普通の天ぷら器だけど…」 「俺なにか手伝うよ!」 料理できないくせにノリノリで言うんだから…… 「じゃぁ、私が材料切るから串に刺して」 「おぉ!」 なにに感心してるのやら。 本当、響は見てるとおもしろいよね。 戸棚のなかから長い串を出して差し出すとすごく楽しそうに準備し始める。 「…………こっちの気も知らないで」 「ん?なんか言った?」 あ、心の声が漏れてた。 「なんでもないよ?」 「そっか」