好きだった、お好み焼き。 もう、好きにはなれないよ。 「デートでお好み焼きって、ありえないの? 」 「は?」 ふとこぼれた疑問。 あの女が知ってるってことは、響が愚痴言ったとか? 「なに、今さら?」 え、今さら気づいたの?みたいな…… 「そ、そうだよね、色気ないよね……」 「いや、そんなこと気にするような仲なの?俺たちは」 素直に嬉しかった。 「じゃ、じゃあ……お好み焼き好き?」 「なに、その質問」 この、笑顔。 私、この笑顔がすごく好き。