はぁ…… なにやってんだ、私…… 洗面所の壁に背中をつけたままズルズルと下がり、しゃがみこんだ。 バタバタバタ…… こっちに向かってくる足音。 足音は洗面所の前でピタリと止まり、響がひょっこり顔を出した。 「先に行ってきます!」 にかっと笑い、しゃがみこんだままの私の頭をポンと撫でた。 「あ」 え? 響は何かを思い出したように声をあげ、私の目線と同じ高さにしゃがんだ。 「朝ごはんごちそーさまっ」 ちゅっ、と軽くキスして響は部屋を出ていった。