結局

この日は

要と一言も話す事無く

放課後を迎えた。

要は

私に話しかけてくれたが

私は

逃げた。

ただ

逃げ続けた。

要と話すのが

なぜか

怖いんだ。

どうしてだ……?

「あれ…姫ちゃん?」

聞き覚えのある声のした方を向くと

そこには

いとこの奏がいた。