悪態姫と小悪魔王子

そして

結局

要を家に上げる事となってしまった。

「やっぱり大きいな~。姫ちゃんの家」

「当たり前だろう。財閥だぞ」

「やっぱり、財閥ってすごいんだね~」

何を今さら……。

「姫ちゃんの家、久しぶりに来たから」

「……そうだったな」

そう言えば

小さい頃は

良く

要を家に上げて

遊んでいたな。

一瞬

懐かしい思い出が甦った。