悪態姫と小悪魔王子

生徒会の時間が終わり

私は

車が止まっている場所に向かう。

「お嬢様、今日もお疲れ様でした」

「本当に、今日は疲れた」

急に顔が熱くなったり

桜田くんに激怒したりと……。

「さぁ、車にお乗りくださいませ」

「あぁ」

車に乗ると

隣には

見慣れた人物がいた。

「やっほー姫ちゃん♪」

「………え?」

なぜだ?

なぜ

車の中に奴が……

「なぜお前が車に乗っているんだ!!」

その人物は

要であった。

「え…だって、烏丸さんが乗せてくれたから」

烏丸が

要を車に……?

私は

運転している烏丸を睨む。

余計な事を……!!