あー、蒼空のせいで泊まろうかと思ったのに泊まる気なくした!
「やっぱり悪いから……1人でお留守番する!」
「本当に大丈夫?」
「うん!余裕だよ!」
お母さんどうせ夜中には帰ってくるし、大丈夫だよね!
「今日、嵐みたいだけど?」
「ぇ………」
蒼空の一言にかたまる。
嵐ってことは………
「心瑠、雷怖いんじゃなかったか?」
「う………」
そう、私は小さい頃から雷が苦手なんです。
「大丈夫じゃないだろ」
「だ……っ大丈夫だし!!それは小さいときの話だもん!」
なんて、意地張って言うけど全然克服なんてできてない。