【颯希サイド】




ある日の放課後。




「結季ー!帰ろうぜ!」




俺、荒川颯希は彼女である結季を誘った。




「うん、ちょっと待って」




結季は美人でちょっとツンツンしてて、でもそこが超可愛いんです!




「はい、準備できたから帰ろ」




「おう!」




結季と教室を出て、校門を出る。




「ねぇ、結季!手ぇ繋ご?」




俺は左手を結季に差し出す。




「ヤダ。もうちょっと人がいなくなったらね」




「えーっ!今すぐ繋ぎたい!」




「ヤダ。恥ずかしいし」




ちょっと頬を赤らめてる結季。




なんで……なんでこんな可愛いんですか……。