【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言







「うふふ、可愛い彼女さんね。すっごくお似合いだわ」




「……っえ!?そ、そんなっ!あ、ありがとうございますっ」




綺麗な人に“可愛い”って言われて少し、いや、かなり動揺した。




「いえいえ。これからも仲良くね」




「……っはい!もちろんです!」




首を大きく縦に振る。




私には勇吾以外の人はありえないもん。




これからもずっと、勇吾と一緒にいたい!




そんなことを考えていると、試着室のカーテンか開かれた。




「……っ!」




「あらお客様、すごくお似合いです!」




私の目の前に現れたのは、さっきの制服姿よりもかっこよくなった勇吾だった。




か、かっこよすぎて言葉が出ない……。




店員さんも見惚れてるし……てか、見惚れない方がおかしいよ!