【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言






時間は過ぎ、告白前日の放課後になった。




「俺……結季ちゃんのことが好きなんだ……!だから……俺と付き合って!!」




教室に颯希くんの声が響き渡る。




颯希くん……!いい感じ……!




「……はいカット。いい感じじゃね?なぁ、心瑠」




青山くんが私に話をふる。




「はい!よかったと思いますっ!結季ちゃんもこれでイチコロですよ!」




こんなストレートに真面目な表情で言われたら、結季ちゃんもドキってするよね!




「じゃ、もう帰るか。暗くなってきたし」




「うん、そうだね!」




気が付けばこんな時間か……なんだかんだすごく楽しかったなぁ~……。





「2人とも、ありがとな。明日、俺……頑張るから……!」




颯希くんの真剣な表情に大きくうなずいた。




絶対……颯希くんならいける……絶対!