―――放課後。




教室から掃除当番とクラスメイトが出ていき、俺と心瑠と颯希だけになる。




「………なんか、静かな教室って寂しいな」




颯希がポツリとつぶやく。




「お前が残れって言ったんじゃねぇか」




「まぁ、そうだけどさ」




たしかに寂しいけど。




「早速なんだけど心瑠ちゃん。結季ちゃんってどういう告白が嬉しいかな?」




「ん~……どうなんだろ……。でも、女の子ならストレートが1番嬉しいんじゃないですかね?」




「やっぱりそうか~……じゃあシンプルにどこかに呼び出して告るのがいいか」




颯希はカバンからメモを取り出してメモを取る。




「よし、早速告白の指導してもらっていいかな?」




立ち上がって颯希が言った。




「おう」