「たしかに颯希が告りたいなんて言うの、初めてだな」
「だろ!?俺は本気なんだよ!」
いつもは軽そうでチャラい颯希くんだけど、なんかかっこよく見えた。
「……そんなに本気なら、手伝ってやるよ」
「私も!」
青山くんに続いて、声をあげた。
「ありがとう、2人とも……!!!」
「で、俺らはなにすればいいんだ?」
「3日後には告りたいって考えてるんだ。だからそれまで、告白の指導をしてほしいなって……」
告白の指導、か。
「俺、告白したことないから全然わかんないんだよね」
「ふぅーん、じゃ今日の放課後からな」
「おう!2人とも、よろしくな」
私と青山くんは大きくうなずいた。
颯希くんの恋、叶うといいな……!