「復讐……って……もしかして、野田カリンのことか?」
青山くんが鋭い目で野田くんを見る。
野田……カリン……?誰……?
「あぁ、わかってんじゃねぇか。お前のせいでカリンは……どれだけ傷ついたかわかってんのか……!!!」
「あんなの、1年も前の話だろ?」
「青山……お前を絶対許さない……」
な、なんか私だけ話がわかってないような……。
~♪~♪~♪~
すると、野田くんのケータイが鳴った。
「もしもし。あぁ、カリン。今?今は学校の裏の公園だけど。カリン……お前の代わりにお兄ちゃんが今から復讐してやるからな……じゃ」
電話の相手はどうやらカリンさんという人らしい。
そして野田くんの妹さんなのか……。
「さぁ、続きだ。青山、お前も今日で終わりだな」
そう言って野田くんは制服の胸ポケットからカッターナイフを取り出した。
「の、野田くん……っ!?」