「青山くんの手、あったかいです……」
「だろ?」
すると―――
バリバリ―――
「きゃ……っ!!」
雷に驚いて、心瑠が俺に抱き着いてきた。
やばい……可愛すぎる……。
甘えてくる心瑠に欲情しそうになった。
……って、そんなこと言ってる場合じゃねぇ!
「心瑠、大丈夫か?」
「うぅ……ごめんなさい……っ」
慌てて俺から離れる。
マジで心瑠を帰したくねぇ……。
「あの……青山くん」
「ん?」
「青山くんの家に……行ってもいいですか?」
目をうるうるさせながら言ってくる心瑠。
「え……」
「今日、帰ってもお母さん夜中までパートで……1人なんです」