『お前を俺のモンにしたい』
青山くんの言葉が頭の中でこだまする。
思い出すだけで顔がカァッと熱くなる。
「―――る!心瑠、おーい」
「ふぇ!?」
青山くんの声で我に返る。
そうだ、今、青山くんに家まで送ってもらってるんだった!!!
「なにボーっとしてんだよ」
「いや、か、考え事です!」
「顔、真っ赤だけど?」
う、うっそ!!!
は、恥ずかしい……!
「熱でもあるんじゃねぇーの」
「へ!?」
そう言って私のおでこに触れた。
ちょ、ちょっと……!!?
「あ、あの……っ!!!」
「なに?もしかして、恥ずかしいの?」
う……っ