「…ッ!!」 あたしは誤って、その時教科書の薄い紙で人差し指を切ってしまった。 うわ…結構痛い。 最初は我慢をしようと思ったけれど、そんなあたしの思いとは反対にどんどん血が溢れてくる。 …保健室に行こう。 観念したあたしは、席を立ってチャイムが鳴ると同時に教室を出た。 「あれ、夏野お前どこ行くんだよ」 そしてその時に教室の入口で丁度ばったり会った数学の先生にそう聞かれ、あたしは血が出ている指を見せて言った。 「保健室、行ってきます」 「お、りょーかい」