星河先輩 side
放課後。
早く帰りたい気持ちを抱えながら職員室に行くと、
そこには進路担当の田中優子先生がいた。
「あっ、星河くんこっち」
「…はい、」
田中先生は、まだ20代半ばの新人教師。
しかしスタイルが抜群で顔も可愛いため、男子生徒に人気がある。
(ただし俺を除いて)
田中先生は俺に気付くなり手招きをすると、何やら机の引き出しからファイルを取り出した。
「何ですか、話って」
「まぁまぁ、そこのソファーにでも座って待っててよ」
俺は早く帰りたくてそう聞くけど、田中先生はそれだけを言って職員室の奥の方に行ってしまった。
実は今日、帰り際に担任の先生から、「星河、帰る前に進路の田中先生のとこに寄って行け。話があるそうだ」なんて言われたから、
めんどくさく思いながらもこうやって今ちゃんと職員室に来ている。
俺って素晴らしー

