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茉友 side
翌日。
学校に行くと、教室が何だか騒がしかった。
何故か知らないけど、皆の悲痛な叫び声が飛び交っているのが聞こえてくる。
何々…何事!?
そう思って教室のドアをガラ、と開けると、そこには教室のど真ん中で佐伯さんが数人の女子生徒達に囲まれている姿があった。
その光景に、あたしは思わずびっくりしてその場に固まる。
これって…もしかして…。
「おい、佐伯」
「お前のせいだぞ。お前のせいで、星河先輩に彼女が出来たんだからな!」
佐伯さんを囲んでいる女子達はそう言うと、そばにあった椅子を投げて黒板に派手に当てる。
…どうやら皆はこの行動が怖くて叫んでいたらしい。
そんな光景を目の当たりにしてしまったあたしも、思わずぎゅっと目を瞑った。
コワイ
コワイコワイコワイ
え、なに。
誰もこれを止めたりしないの!?

