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それから菊池先輩と別れて、あたしは星河先輩と一緒に帰っていた。
…けど、何故か沈黙が続く。
あぁ、何を話したらいいのかな。
そう思ってあれこれ考えていたら、星河先輩が口を開いて言った。
「…茉友ちゃん、」
「は、はい?」
ふいに話しかけられて、思わずドキッとした。
「ごめん、今日は家まで送ってあげられないや」
何を言われるのかと思ったら、星河先輩はそう言って申し訳なさそうな顔をする。
だけどあたしにとったら、無理に送ってほしくもないし「全然いいですよ!」と首を横に振った。
…ま、ちょっと寂しいけど。
「いつも送ってくださるのも星河先輩が疲れるでしょうし、あたしは全然気にしませんから!」
…しかしあたしがそう言ったのもつかの間、
次の瞬間星河先輩は、ニヤリと笑みを浮かべて言った。

